2015年5月7日木曜日

乗っ取られた「管理組合総会」 (1)

管理組合と自治会は別ですよ 
組合員の、組合員による、管理組合運営

毎年6月の中頃になるとブラック管理組合の総会が行われます。何故か解りませんが自治会と合同と紛らわしい限りです。『管理組合総会』は「組合員」の「総意」を示す場で最高意思決定機関です。管理に関する諸事業は管理組合員の総意で決定します。決定した事を組合員全員で行うのは難しいので、専門的知識を有する役員立候補者の中から理事・監事などの役員を選任(委任)する事になります。1週間前に提案された議案のみ審議され、その場での緊急動議は許されません。理事長にも動議する権限はありません。総会で決議された諸事業の細部は管理委託契約先のJSと理事が行います。大半は、JSが行います。代表的な業務は、団地周辺の清掃、管理費の収納業務、管理事務所の事務員派遣等があります。JSが行う工事等は別に総会で決定された事を理事会で細部検討し行います。理事長・副理事長には発注権はありません。組合員を代表して契約名義人に理事長はなることが出来ます。理事長は名前だけでそのたの権限はありません。
その他理事の主な仕事とは何でしょうか。理事は一年ごとの駐輪・バイク置き場の契約、三年に一度行われる駐車場使用契約等でしょう。これらの契約は、組合員の総有財産(敷地利用権の一部使用契約)の一部組合員の使用権の契約を組合員を代理して行うだけです。理事には許認可権はありません。組合員を代理して契約するだけです。組合員以外の契約者からの収入は事業収入と見なされ課税対象となります。それ以外に理事は何をしているのでしょうか。自治会のお祭りのとき偉そうに上段に座り、焼きそば・餅配りが仕事でしょう。その他はお祭りの後、打ち上げと称して自治会補助金の浪費で飲食を行う等しています。その他パフォーマンス的な行動として植え木の枝切等です。それらは理事本来の仕事とは関係がなく実際の専門的知識を生かした管理業務は皆無に等しく殆どありません。
話を「総会」に戻します。総会に参加・決議できるのは『組合員』(区分所有者)及び『組合員の代理人』(組合員が指定した人物)に限ります。ですが自治会との合同総会であるため自治会員も混在していますので誰が決議したかが明らかでありません。自治会が管理組合を乗っ取ろうという意思が大きく働いているため、『組合員』及び『組合員の代理人以外』に『非組合員』即ち『組合員の家族ではあるけれども本来代理権の無い』人である「自治会員」が多々混入し、決議の時、組合員との峻別が困難で組合員の決議か正確になされていません。
一昨年の議案書最終頁に自治会員に役員選挙の投票権を与える旨の記述を理事長が勝手に行い臨時総会は成立せず延期となりました。紛らわしい関係のない団体自治会総会は必要ならば別に開催すべきです。
自分勝手な事をしていながら理事長は何ら責任を取ることなく職務を継続して行っています。「管理組合総会」の乗っ取りとしか言いようがありません。昨年役員選挙規約の審議について3/4の出席者が無いと悪代官は総会を流会としました。規約では、議案書が1週間前に組合員に配布され前提は正当でした。しかし出席総数が3/4に届きませんでした。規約により無効となりそうだったので慌てて配布された議案は有効ですが、出席総数が不足していた為規約により臨時総会は無効とし、悪代官一派の好き勝手に出来なくなってしまうと思った悪代官は勝手に流会としてしまいました。本来出席人数が足りない場合でも総会は開催しなければいけません。悪代官一派に流会と決定する権限等ありません。議案を提出する前に、悪代官の自分勝手な判断で一派に対して有利な総会を流会としたに過ぎません。その後、再臨時総会が開かれ一派に対して有利な総会となり選挙規約はどうにか成立しました。
悪代官一派に対して都合の悪い状況では流会とし自分達に都合のいい議案が通るまで策略を使い何度も総会を開催し、悪代官一派の意を無理矢理通してしまいます。
「総会が乗っ取られた」と言って過言ではありません。
昨年総会では、理事長ほか無効裁判の弁護士費用の支出が総会で一度否決されたにも関わらず再審議されました。その結果弁護士費用の支出は認められました。
思い上がりの議案です。昨年突然組合員名簿なる物が提出されその名簿に基づき出席人数が数えられ、その数を根拠に議決されました。過去数回に亘り組合員名簿の提出を求めましたが悪代官一派は提出せず突然組合員名簿たる物が出てきました。
この名簿を閲覧した時非組合員の名前が多々ありました。御主人の名前で登記されている場合組合員は御主人です。配偶者は組合員とはなりません。共有登記者の御主人が他界した後配偶者が管理費を支払っているだから配偶者が組合員であるとし法的な組合員が曖昧でした。
何故このような事が起きてしまったのでしょうか。管理組合には登記者のほかに家族の名前・生年月日・職業など余計な事まで記載させられる「住居者名簿」の提出を強硬に要求しています。「住居者名簿」を「組合員名簿」と名付けたのでしょう。名簿作成は法的効果に及ぼす重大な内容です。理事会で確認し作成された者でなければインチキです。悪代官一派は「居住者名簿」を「組合員名簿」と勝手に名付けただけの物を用いて総会を乗っ取り行おうとしています。
公認されていない組合員名簿での総会の議決数に対しては今後裁判で争う必要があります。管理組合総会悪代官一派の乗っ取り防止のため組合員皆様の監視が必要だと痛感しています。役員達には「居住者名簿を組合員名簿と名付けても何ら悪い事はしていない」「正式に組合員名簿を作成しなければならない」等という自浄作用は全くありません。困ったものです。役員選挙は「長老選出選挙」ではありません。専門的知識を有する人を組合員の代わりに理事・監事に選出するのです。
2015.5.10

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