2016年3月24日木曜日

「である・する」と無知な役員

近年の高校の教科書に丸山真男の「である・する」が載っています。非常に理解しずらい
内容と言われています。
それは物事を価値判断する時のの方法について論じているのです。(以下は管理人の判断です。)
本家は、マックス・ヴェーバーの「価値自由論」を述べたものです。
物事の価値判断は、主観的価値と客観的価値がある。通常はその人の経験知識即ち主観的判断でおこなってあり、極めて非科学的判断で価値が判断されています。
正しい価値判断は客観的判断(科学的に)行うべきであるとの論じているのです。マックス・ヴェーバーの社会学は、戦後にもてはやされ現在に至っていますが、丸山真男はその一番弟子だったと思われます。直接教えを受けたわけではなく書物から理解した弟子だと言えます。
大宅映子がよく例え話として言います。「日本人は、ジョージワシントンはアメリカ初代の大統領だから偉いと言います。アメリカでは単なる初代の大統領と先ず評価し 初代大統領が偉いという評価は個人的な価値判断です。初代だから偉いという単なる事実が偉いという評価は客観的判断ではなく主観的判断で価値は別なのです。」客観的価値とは科学的判断なのです。価値判断は科学的に客観的に行いなさいと言っているのです。
彼女もマックス・ヴェーバーの価値自由のよき理解者だと言えます。
わが、管理組合の役員の話に戻ります。
ある組合員の話によると違法な取り決め等の不手際の原因は「役員は自分の想いだけで業務を行っていて本来の専門的知識を有し委任された本来の受任者の任務を果たしていない。専門的知識を有せず自分の狭い知識の範囲(無知)で業務を行い管理がなにかも理解せず単なる多数決で決議するのが正しいと単純に擬用務を行うので問題が山済みなのだ。」と言っていました。価値自由論で見ますと次の様に言い換えられます。
役員になっている理由の多くは自分は名望家で血養老であるからとその存在理由を「◎47年団地に住んでいる役員になっている。⇒だからどうした専門的知識は47年団地に住んでいることでは身につかないのだが。◎最初に管理組合ができたとき役員になり講習を請けたから役員なのだ⇒47年前と今では法律も変化している。民法の塊のような「区分所有等に関する法律」は短時間で全ては理解できない。◎民生委員をやっていから⇒だからどうした名誉職についていたから専門的知識を有していると思えない。検察審査会のメンバーだったから役員なのだ ⇒だからどうした法律の知識を有するからなったのではなく単なる名誉職で「区分所有等に関する法律」及び民法を全て理解しているとは思えない。◎PTAの会長偉くて役員なのだ⇒だからどうしたなんとなく押し出されてついた職で専門的知識を有するとは思えない。等々」
それらの人の多くは、地方の高校・中学で多少成績がよく、集団就職で大手の会社に入社したことがステータスになっているから偉いんだとする自意識だけで役員に選任されたと錯覚しているのである。
以上全く、「である」だけの理由ばかりです。これでは何かを「した」「できる」という客観的評価等できません
無知」だと自認していない人々ばかりです。厄介な人達ですね。胃袋と性欲だけしかないので専門的な議論等出来ません全く以ってブラック管理組合としかいいようがない役員たちなのです。事の善悪の判断が出来ず裁判等でしか決着をつけることは出来ないとは困ったものです。年金の1ケ月分の役員手当ても魅力でやめられない人達なのでしょう。
2016.3.24
以下のサイトを参照ください。 

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